屏風祭|歴史が息づく様式の美学。京都市指定文化財「長江家住宅・袋屋」
屏風祭

屏風祭について

伝統的な屏風祭は、京町家の店の間や座敷に毛氈(もうせん)や緞通(だんつう)を敷いて、屏風や鉾の雛型、檜扇(ひおうぎ)の花を飾るものです。
近年では、鉾のミニチュアや工芸品、祇園祭にちなんだ扇・色紙や粽、さらに自作の絵画や工芸品を展示したものなど新しい飾り方も登場しています。
祇園祭の宵山に屏風を飾るという習俗は、江戸中期にはじまり、前祭と後祭の山鉾巡行の前夜におこなわれていました。明治末から大正・昭和初期は、屏風祭がもっとも隆盛を
極めた時代で、前祭と後祭をあわせて300軒ちかくの家々でおこなわれていたとされています。その後、昭和17年の山鉾巡行の中止にともない、家々は屏風飾りを取りやめ、
戦後に復活したものの、税制や近代化の影響でその数は減少したとされています。

近年京町家が減少し、新しくビルやマンション、ホテルへと建て替わっていくなか、京都ではそのような変化と伝統の維持との共存が模索されており、
エントランスやピロティなどで屏風や祇園祭に関連するものが飾られています。全国各地の祭礼でおこなわれていた屏風飾りが戦後ほとんど姿を消してしまったなかで、
祇園祭の屏風飾りが健在なのは貴重なものだといえます。
長江家住宅では長江家旧蔵品を所有する立命館大学と連携し、祇園祭の前祭山鉾巡行の宵山期間(7月14日から16日)に屏風祭を行い、それを一般公開しています。
(参考資料:祭りのしつらい 町家とまち並み 岩間香・西岡陽子編集 思文閣出版)

長江家住宅での展示は、長江家旧蔵品の屏風や掛け軸、置物、生活道具、趣向品を飾ります。
また、立命館大学 アート・リサーチセンターでは、昭和初期から平成にかけての長江家の写真や映像資料をデジタルアーカイブしており、これらも展示に加わっています。

京都市指定有形文化財 長江家住宅
電話番号: 075-353-7512
メール:nagaeke@hoosiers.co.jp
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